『英語で3コマ漫画』はあなたの日常英会話力をつける最適なトレーニングです。ここでは、日常の『あるある』話を日本語を介さずにそのまま英語で話すことができるようになる為に、とっておきの方法をご紹介しています。英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策にも効果的です。
第17話は『飛行機が遅延で帰れない...!?』編。女性が旅行の帰りに嵐にあって飛行機が欠航し、後日仕事に遅れて上司に怒られるという内容です。
『英語で3コマ漫画』学習の4STEPS!
Step1は、1分間ほど画像を見ながら英文を考え、次の1-3分間で考えた英文を過去形で話してみましょう。
Step2は、英文を無意識的に作れるようになるトレーニングの核心部分です。4つのパズルピースを用いて英文の構成を頭にイメージしていきます。
Step3では、解答例に出てくる重要words&Phrasesの解説を掲載していますのでご確認ください。
Step4の応用トレーニングは『時制パターンを変えて話す』です。過去形で話した内容を時制を変えても話せるようになることで英会話力がより広がります。
Step1. 過去形で答えてみよう
上記の英語で3コマ漫画『飛行機が遅延で帰れない...!?』を過去形で話してみましょう。
まずは、1分ほど画像を見ながら英文を考えて、その後1-3分ほどかけてその英文を実際に話してみましょう。Let’s get started!
①英語で確認しましょう。(以下解答例)
While a woman was issuing her airline ticket at the airport, she was informed that her flight was delayed by 12 hours due to a storm. Furthermore, she couldn’t connect to the airport Wi-Fi and was unable to contact anyone. As a result, she was late for work the following day and got scolded by her boss.
②日本語で確認しましょう。
女性が空港で航空券を発行していると、嵐によってフライトが12時間の遅延になった知らされた。さらに空港ではwifiが繋がらず誰にも連絡が取れなかった。これが原因で後日仕事に遅刻した彼女は、上司に怒られた。
Step2. 4つのパズルピース構成を確認しよう
パズルピースの正体
Sパーツ(主語)
Sは宣言。 『今からこれについて話しますよ』と宣言をするパーツです。
Vパーツ(動詞、助動詞)
Vは変化。 宣言パーツの状態や動きを伝えるパーツです。
Oパーツ(目的語、目的語群、補語等)
Oは完了。 情報を付け足して文章を完了させるパーツです。
Cパーツ(接続詞、接続節)
Cは接着。 パーツまたは文章同士を接続し対比を作るパーツです。
ルールは1つだけ
S→V→Oの順番を変えない
英語の文章にはある厳格なルールがあり、それを基に人が容易に意味を理解できるようにできています。そのルールは至ってシンプル。S→V→Oの順番を崩さないことです。
この4ピースのパズル構成を無意識に出てくるまで体に擦り込むことが英語上達の近道です。
パズル構成を確認してみよう!
<POINT.1> 関係代名詞that:
1コマ目に登場する”that”は『〜するコト』を表し、その『コト』の内容を後ろからSVOの文章で説明しています。
<POINT.2> be動詞+動名詞(動詞+ing)で、ある”瞬間”にスポットライト:
ある瞬間にスポットライトを当てた行動を英語では進行形(Progressive Tense)と呼び、進行中の行動や状態を表現するために使われます。進行形は「be動詞 + 現在分詞(動詞の-ing形)」で構成されます。
例としては1コマ目の下記の文章が進行形の文章になります。この場合は過去の進行形なので過去進行形ですね。
このように進行形は、動作の進行中の状態や一時的な状況を強調するために非常に便利な表現です。適切に使うことで、話し手の意図や状況をより明確に伝えることができます。
<POINT.3> be動詞+動詞の過去分詞形で、『〜される』受け身の表現:
英語の受け身形(Passive Voice)は、動作の受け手を主語にする表現方法です。通常、動作を行う人や物(能動態の主語)は省略されるか、文の後半でbyを使って表現されます。
受け身形は、「be動詞 + 過去分詞」で構成されます。例として、ここでは1コマ目に出てきますので確認してみましょう。
Step3. 重要 Words & Phrasesをチェック
1. issue (発行する)ここでは航空券を手配している、または発行している行為を指します。
<例文> "He was issuing his boarding pass at the check-in counter." (彼はチェックインカウンターで搭乗券を発行していました。)
2. delay (遅らせる) ここでは”was delayed”と受け身けいにすることで、予定よりも12時間遅れることを表ています。
<例文> "The flight was delayed by 5 hours due to technical issues." (技術的な問題でフライトが5時間遅れました。)
3. due to〜(〜によって、〜が原因で)ここでは嵐によって何かが起こることを説明する表現として使われています。
<例文> "Several flights were canceled due to a storm." (嵐のためにいくつかのフライトがキャンセルされました。)
4. be動詞 + unable to 〜(〜することができない)ここでは誰とも連絡を取ることができない状態になったことを示すために使われています。
<例文> "He was unable to contact anyone because his phone had no signal." (彼の電話が圏外だったため、誰にも連絡を取ることができませんでした。)
5. late for work(仕事に遅刻する)仕事の開始時間に遅れることを表ます。
<例文> "She was late for work because she missed the bus." (彼女はバスに乗り遅れて仕事に遅刻しました。)
6. got scolded by her boss(上司に怒られた)scoldは『誰かを叱る、怒る』という意味の単語でここでは受け身的につかられ、ボスに怒られたという表現になります。
<例文> "He got scolded by his boss for not meeting the deadline." (締め切りを守らなかったことで、彼は上司に怒られました。)
穴あき英文で復習しましょう。
While a woman (A. ) her airline ticket at the airport, she (B. ) that her flight (C. ) by 12 hours due to a storm. Furthermore, she couldn’t connect to the airport Wi-Fi and (D. ) contact anyone. As a result, she was (E. ) the following day and (F. ) by her boss.
解答* A: was issuing, B: was informed, C: was informed, D: was unable to, E: late for work, F: got scolded
Step4. 時制を変えて話してみよう
応用のSTEP4です。それでは2コマ目を現在形としてこの3コマ漫画を英語で話してみましょう。1コマ目、3コマ目はそれぞれ、過去形、未来形で表現することになりますが、Step1の英文をどのように変更したらいいか考えてみてください。
ポイントは各コマでVパーツの時制を変化させることです。
1分ほど画像を見ながら英文を考えて、次の1-3分で英文を実際に口に出して話してみましょう。
①英語で確認してみましょう。(以下解答例)
While a woman was issuing her airline ticket at the airport, she was informed that her flight was delayed by 12 hours due to a storm. Furthermore, she can’t connect to the airport Wi-Fi and is unable to contact anyone. As a result, she will be late for work the following day and get scolded by her boss.
②日本語で確認しましょう。
女性が空港で航空券を発行していると、嵐によってフライトが12時間の遅延になった知らされた。さらに空港ではwifiが繋がらず誰にも連絡が取れない。これが原因で、後日仕事に遅刻した彼女は上司に怒られるだろう。
③変化する時制をチェックしましょう。
④穴あき英文で練習しましょう。
While a woman (A. ) her airline ticket at the airport, she (B. ) that her flight (C. ) by 12 hours due to a storm. Furthermore, she can’t connect to the airport Wi-Fi and (D. ) contact anyone. As a result, she (E. ) late for workthe following day and (F. ) by her boss.
解答* A: was issuing, B: was informed, C: was informed, D: is unable to, E:will be, F: get scolded
まとめ
いかがでしょうか。この『英語で3コマ漫画』シリーズに取り組むことで、日本人が苦手とする「英語での説明力」を効果的に楽しくトレーニングし、自然な英会話ができるようになります。
また「失敗談」「勘違い」「トラブル」「予想外の出来事」等のリアルなあるあるエピソードをトピックにしているので、バラエティ豊かな表現力を楽しく身につけることができます。
近年、英語に関する様々な試験でも英語でストーリーを伝える重要性が注目されており、3コマ漫画を通じて写真の描写、状況を説明する問題等に対応するトレーニングは、英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策、更にはTOEFL、IELTS、GETC、TEAP等の試験対策にうってつけです!
英語脳パズルでは毎回新作の3コマ漫画ネタをお届けしております。是非この『英語で3コマ漫画』シリーズを活用して英語スピーキング能力を伸ばしていってくださいね!
*英語で3コマ漫画、英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策
Comments