『あるある話』を英語で話そう！イメージしたことを日本語を介さずにそのまま英語で話すことができるようになる。『英語で３コマ漫画』トレーニングは英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策にも効果的です。
第14回は『道案内を間違えて伝えた...!?』編。日本の観光地を歩いていた女性が、外国人の男性にスカイツリーまでの行き方を聞るが間違えて伝えてしまうという内容です。
『英語で３コマ漫画』学習の4STEPS!
Step1. 過去形で答えてみよう
Step2. 4つのパズルピース構成を確認しよう
Step3. 重要Words&Phrasesをチェック
Step4. 時制を変えて話してみよう
Step1は、1分間ほど画像を見ながら英文を考え、次の1-3分間で考えた英文を過去形で話してみましょう。
Step2では、４つのパズルピースを用いて、英文の最も大事な文章構成を無意識的に作れるようにトレーニングします。単語や文法の前に、このパズル構成を頭にイメージすることが英会話上達の近道です。
Step3では、解答例に出てくる重要words&Phrasesの解説を掲載しています。
Step4の応用トレーニングは『時制パターンを変えて話す』です。過去形で話した内容を時制を変えても話せるようになることで、英会話により自信がつきます。それではいきましょう。
Step1. 過去形で答えてみよう
上記の英語で3コマ漫画『道案内を間違えて伝えた...!?』を過去形で話してみましょう。1分ほど画像を見ながら英文を考えて、その後1-3分ほどかけてその英文を実際に話してみましょう。Here we go!
①英語で確認しましょう。(以下解答例)As a woman was walking in a tourist area, a foreign man asked her how to get to the Tokyo Skytree. She told him to take the Blue Line train for three stops. After parting ways with the man, she realized that the correct route was the Red Line, not the Blue Line.
②日本語で確認しましょう。女性が観光地を歩いていると、外国人の男性からスカイツリーまでの行き方を尋ねられた。彼女は最寄りの電車でブルーラインに乗って３駅よと答えた。男性と別れた後に彼女は正しい行き方がブルーラインではなくレッドラインにであったことに気づいた。
Step2. 4つのパズルピース構成を確認しよう
パズルピースの正体
ルールは１つだけS→V→Oの順番を変えない
英語の文章にはある厳格なルールがあり、それを基に人が容易に意味を理解できるようにできています。そのルールとはS→V→Oの順番で必ず文章を構成することです。
この４ピースのパズル構成を無意識に出てくるまで体に擦り込むことが英語上達の近道です。
パズル構成を確認してみよう！
いかがでしょうか？
文章が長くなっても、1文1文はシンプルなS→V→Oのパズル構造になっていることがわかりますね。
補足説明としては、前回も登場した関係代名詞についてです。3コマ目に登場していて、Oにthatが入る文章です。関係代名詞は『〜するコト』を表現します。
3コマ目の文章を例にとって解説すると、
日本語訳：彼女は(正しいルートがブルーラインではなくレッドラインだったコト)に気づいた。
この場合のthatは『コト』で、その『コト』の内容を後ろからSVOの文章で説明しています。
Step3. 重要 Words & Phrasesをチェック
①解答例に登場する重要な単語やフレーズ例文を参考にしながら使い方を含めて確認してください。
1. tourist area:（観光地）旅行者が訪れる場所や地域、観光名所を指します。
<例文> This city is famous for its beautiful tourist areas. (この都市は美しい観光地で有名です。)
2. ask someone how to get to:（～への行き方を尋ねる）how to get to〜で〜への行き方、辿り着き方という意味になり、ここでは目的地への道順を誰かに尋ねていることがわかります。
<例文> A stranger asked me how to get to the museum. (見知らぬ人が私に博物館への行き方を尋ねました。)
3. take the train（電車に乗る）電車を利用して移動することを指します。電車に乗るという動詞はこのほかにboard やget onなども使えます。
<例文> You need to take the train to Shinjuku. (新宿まで電車に乗る必要があります。)
4. part ways with someone:（誰かと別れる）一緒にいた人と別々の方向に行くことを指します。この場合のpartは動詞として使います。
<例文> After a long conversation, we parted ways with a smile. (長い会話の後、私たちは笑顔で別れました。)
②穴あき英文で復習しましょう。As a woman was walking in (A. ), a foreign man asked her (B. ) the Tokyo Skytree. She told him to take the Blue Line train for three stops. After (C. ) with the man, she realized that the correct route was the Red Line, (D. ) the Blue Line.
解答* A: a tourist area, B: how to get to, C: parting ways, D: not
Step4. 時制を変えて話してみよう
応用のSTEP4です。真ん中の２コマ目を現在形としてストーリーを英語で話してみましょう。１コマ目、３コマ目はそれぞれ、過去形、未来形の表現に変換して、Step1の英文をどのように変更したらいいか考えてみてください。
ポイントは各コマでVパーツの時制を変化させることです。
1分ほど画像を見ながら英文を考えて、次の1-3分で英文を実際に口に出して話してみましょう。
①英語で確認してみましょう。（以下解答例）As a woman was walking in a tourist area, a foreign man asked her how to get to the Tokyo Skytree. She tells him to take the Blue Line train for three stops. After parting ways with the man, she will realize that the correct route is the Red Line, not the Blue Line.
②日本語で確認しましょう。女性が観光地を歩いていると、外国人の男性からスカイツリーまでの行き方を尋ねられた。彼女は最寄りの電車でブルーラインに乗って３駅よと答える。男性と別れた後に彼女は正しい行き方がブルーラインではなくレッドラインにであったことに気づだろう。
③変化する時制をチェックしましょう。
④ 穴あき英文で練習しましょう。As a woman (A. ) walking in a tourist area, a foreign man (B. ) her how to get to the Tokyo Skytree. She (C. ) him to take the Blue Line train for three stops. After parting ways with the man, she (D. ) that the correct route (E. ) the Red Line, not the Blue Line.
解答* A: was, B: asked, C: tells, D: will realize, E: is
まとめ
いかがでしょうか。この『英語で３コマ漫画』シリーズに取り組むことで、日本人が苦手とする「英語での説明力」を効果的に楽しくトレーニングし、自然な英会話ができるようになります。
また「失敗談」「勘違い」「トラブル」「予想外の出来事」等のリアルなあるあるエピソードをトピックにしているので、バラエティ豊かな表現力を楽しく身につけることができます。
近年、英語に関する様々な試験でも英語でストーリーを伝える重要性が注目されており、３コマ漫画を通じて写真の描写、状況を説明する問題等に対応するトレーニングは、英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策、更にはTOEFL、IELTS、GETC、TEAP等の試験対策にうってつけです!
英語脳パズルでは毎回新作の３コマ漫画ネタをお届けしております。是非この『英語で３コマ漫画』シリーズを活用して英語スピーキング能力を伸ばしていってくださいね！
*英語で3コマ漫画、英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策
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