3コマの『あるあるシチュエーション』を英語で自然に話せるようになろう!『英語で3コマ漫画』トレーニングは英検2次試験対策、TOIEC Speaking対策にも効果的です。
第11話の今回は『強引な写真サービスにご用心!』編。男性が観光地で自撮りをしていると、突然鳩が映り込み、なんとチップを要求される...というお話です。
『英語で3コマ漫画』学習の4STEPS!
Step1. 過去形で答えてみよう
Step2. 4つのパズルピース構成を確認しよう
Step3. 重要Words&Phrasesをチェック
Step4. 時制を変えて話してみよう
Step1は、1分間ほど画像を見ながら英文を考え、次の1-3分間で考えた英文を過去形で話してみましょう。
Step2では、このシリーズでは英文構成を4つのパズルピースで捉えることを推奨しています。単語や文法の前に、このパズル構成を頭にイメージすることが英会話上達の近道です。
Step3では、解答例に出てくる重要words&Phrasesの解説を掲載しています。
Step4の応用トレーニングは『時制パターンを変えて話す』です。過去形で話した内容を時制を変えても話せるようになることで、英会話に自信がつきます。それではやってみましょう!
Step1. 過去形で答えてみよう
上記の英語で3コマ漫画『強引な写真サービスにご用心!』を過去形で話してみましょう。1分ほど画像を見ながら英文を考えて、その後1-3分ほどかけてその英文を実際に話してみましょう。Here we go!
①英語で確認しましょう。(以下解答例)
A man was taking selfies in front of a famous church. After several takes, a pigeon suddenly appeared in the photo. Then, a man holding a pigeon approached and asked for a tip.
②日本語で確認しましょう。
男性が有名な教会の前で自撮り写真をとっていた。数テイク目に、突然写真の中に鳩が映り込んできた。すると鳩を持った男性が近づいてきてチップを要求した。
Step2. 4つのパズルピース構成を確認しよう
それでは英文構成の4つのパズルピースのおさらいです。
パズルピースの正体
ルールは1つだけ
S→V→Oの順番を変えない
英語の文章にはある厳格なルールがあり、それを基に人が容易に意味を理解できるようにできています。そのルールとはS→V→Oの順番で必ず文章を構成することです。
非常にシンプルなのですが、英会話の中で”S→O”とVを抜いて話したり、”O→V”と日本語の語順で話そうとして途中で詰まってしまうといった経験は多いはずです。
違うトピックで何度も反復しますが、4ピースのパズル構成を無意識に出てくるまで体に擦り込むことが英語上達の近道です。
パズル構成を確認してみよう!
いかがでしょうか?1コマ目から3コマ目までの全ての文章が、S→V→Oの順番で構成されていることが理解できますね。
ここで3コマ目のa man holdingから始まる文章だけS→VとOが抜けた構成になっていますが、S→V→Oの順番は変わっていませんね。このようにOは状況(前の動詞の性質)に応じて省略が可能です。
また、Sに関しても省略可能な場合があります。
例えば、3コマ目の最後の文のように、同じ人物の異なる2つの行動を1文の中に入れる場合はV1とV2をCパーツ『and』で括ってV2の前にあるはずのSを省略することができます。
ただしVに関しては省略ができません。Vを省略した”S→O”という構成は文の意味を成さないからです。
上記が”S→O”の例ですが、これを強引に訳すとすると『男性は彼にチップ』となり、それでその後どうなったのか分かりませんね。このようにVを抜いた文章は意味を成さなくなると覚えておくと良いと思います。
Step3. 重要 Words & Phrasesをチェック
①解答例に登場する重要な単語やフレーズ
例文を参考にしながら使い方を含めて確認してください。
1. selfie (自撮り写真) 最近は誰でも簡単にスマートフォンで自分の写真を撮ることができるようになり、「自撮り」という言葉も広く使われるようになりました。英語では「selfie」と言います。
<例文> She loves taking selfies during her travels. (彼女は旅行中に自撮り写真を撮るのが大好きです。)
2. famous church (有名な教会) 旅行先で有名な観光スポットを訪れることは多いですね。教会は歴史的な建物であることが多く、観光名所となっています。
<例文> We visited the famous church in the city center. (私たちは市の中心にある有名な教会を訪れました。)
3. several takes (数テイク) 良い写真を撮るために何度も撮り直すことはよくあります。「テイク」は撮影の一回一回を指します。
<例文> The photographer needed several takes to get the perfect shot. (写真家は完璧な写真を撮るために数テイクが必要でした。)
4. suddenly (突然) 突然の出来事はしばしば物語や状況に緊張感をもたらします。この単語は「予期しない」という意味を含んでいます。
<例文> It started to rain suddenly while we were outside. (私たちが外にいるときに突然雨が降り始めました。)
5. appear (現れる) 何かが「現れる」ことを表します。突然現れる場合もありますし、徐々に見えてくる場合もあります。
<例文> A rainbow appeared in the sky after the storm. (嵐の後、空に虹が現れました。)
6. approach (近づく) 何かに「近づく」動作を表します。慎重に近づく場合や、急に近づく場合もあります。
<例文> The dog cautiously approached the stranger. (犬は慎重に見知らぬ人に近づきました。)
7. ask for a tip (チップを要求する) サービスに対してチップを求めることは観光地でよく見られる光景です。特に観光客が多い場所ではよくあることです。
<例文> The waiter provided excellent service and asked for a tip. (ウェイターは素晴らしいサービスを提供してチップを要求しました。)
②穴あき英文で復習しましょう。
A man was taking (A. ) in front of a (B. ). After (C. ), a pigeon (D. ) appeared in the photo. Then, a man holding a pigeon (E. ) and asked for a tip.
解答* A: selfies, B: famous church , C: several takes, D: suddenly, E: approached
Step4. 時制を変えて話してみよう
応用のSTEP4です。真ん中の2コマ目を現在形としてストーリーを英語で話してみましょう。1コマ目、3コマ目はそれぞれ、過去形、未来形の表現に変換して、Step1の英文をどのように変更したらいいか考えてみてください。
ポイントは各コマでVパーツの時制を変化させることです。
1分ほど画像を見ながら英文を考えて、次の1-3分で英文を実際に口に出して話してみましょう。
①英語で確認してみましょう。(以下解答例)
A man was taking selfies in front of a famous church. After several takes, a pigeon suddenly appears in the photo. A man holding a pigeon will approach and ask for a tip.
②日本語で確認しましょう。
男性が有名な教会の前で自撮り写真をとっていた。数テイク目に、突然写真の中に鳩が映り込んでいる。鳩を持った男性が近づいてきてチップを要求するだろう。
③変化する時制をチェックしましょう。
まとめ
いかがでしょうか。この『英語で3コマ漫画』シリーズに取り組むことで、日本人が苦手とする「英語での説明力」を効果的に楽しくトレーニングし、自然な英会話ができるようになります。
また「失敗談」「勘違い」「トラブル」「予想外の出来事」等のリアルなあるあるエピソードをトピックにしているので、バラエティ豊かな表現力を楽しく身につけることができます。
近年、英語に関する様々な試験でも英語でストーリーを伝える重要性が注目されており、3コマ漫画を通じて写真の描写、状況を説明する問題等に対応するトレーニングは、英検二次試験対策、TOEICSpeaking対策、更にはTOEFL、IELTS、GETC、TEAP等の試験対策にうってつけです!
英語脳パズルでは毎回新作の3コマ漫画ネタをお届けしております。是非この『英語で3コマ漫画』シリーズを活用して英語スピーキング能力を伸ばしていってくださいね!
*英語で3コマ漫画、英検2次試験対策、TOEIC Speaking対策
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